実は、ドラマでは宗越と長孫無極に気をとられ、この方にあまり注目していなかった私。そこで、原作の紹介も合わせ、彼の魅力を考えます❗
まずはドラマから…
北の国、天熬(てんごう)の王、戦南城(せんなんじょう)の弟。天熬の烈王(れつおう)。部下思いの情の深い性格。兄の王、戦南城からは王位を脅かす存在として疎まれ、命を狙われている。太渊で出会った扶揺に恋し、姚城で死ぬ寸前の扶揺を救う。後に扶揺たちの協力で、天熬の王位を奪い、国名を大瀚と改めて、彼をずっと追いかけていた雅蘭珠(がらんじゅ)とカップルに…
悠然とした佇まいが印象的な俳優さんですよね😁武勇に優れた烈王、しかし、子供の時からの母親思いで、その姿には雅蘭珠も一目惚れ😌🌸💕
では、原作では…
その1、不遇の皇子から新たな国の皇帝へ
原作では、天熬の数ある皇子の一人だった戦北野。兄の皇帝、戦南城とは年が離れており、武勇に優れて人柄の温かい戦北野を警戒してはいるものの、確たる理由も無しに始末できないのはドラマと同じです。さらに、戦北野の母親、静太妃(せいたいひ)を人質に取り、戦北野は言うことを聞かざるを得ません。ドラマでは、戦南城は太渊国に戦北野を行かせ、他国で彼を殺そうとします。もちろん、失敗するのですが…
原作では、天熬国に囚われの母を助けるため、戦北野は密かに、魔物が潜む長瀚山(ちょうかんさん)を越えて天熬に帰ります。皇帝の待ち伏せもあるなか、過酷な道中を扶揺や部下たちと共に抜け、皇都にたどり着いたときは、忠実な部下の紀羽(きう)は片腕を無くし、残り二人の部下も傷を負うという、壮絶な結果でした。
扶揺の助けを得て、母を助け出した戦北野は、とうとう国のためにも王座を奪う決心をし、領地の葛雅(かつや)砂漠に帰って、軍備を整えます。その間、ドラマと同様に、扶揺は戦南城に取り入り、戦南城の信頼する弟の戦北恒(せんほくこう)を陥れます。(恐ろしい…相手は悪人だとはいえ…)結果はご存じの通り、戦北野は天熬国を無くし、新たな大瀚国の皇帝となりました。そして、一番の功を立てた扶揺を、瀚王(かんおう)に任命します。国名の「瀚」が入っていることからも、扶揺への思いが伝わりませんか?(彼女はおれの身内だ❗みたいな…)
その2、母親は悲しい身の上?
ドラマでは、優しい中に子供を守る強さを秘めた、戦北野の母親、静太妃。原作では、悲しい運命に苦しみながら、それでも息子を愛する、ドラマより複雑な女性です。
静太妃は元々、大瀚国のひとつ前の国、金国(きんこく)の皇后でした。しかし、戦北野の父親である、大瀚国の初代皇帝が、金国を滅ぼし、大瀚を建国したのです。さらに、美しい彼女を、滅んだ国の皇后なのに、無理矢理に自分の妃にします。そこで生まれたのが、戦北野なのです😢
望まぬ子供だったのに、静太妃は戦北野を可愛がります。それでも、やはり苦しかったのでしょう、戦北野が幼いとき、彼女は夢遊病になり、夜な夜なさ迷うように。小さい戦北野は、母親が夜中に怪我をしないように、部屋の入り口で眠ったとか。昼間は母の髪を洗う姿、ドラマでもありましたよね❤️(あんな子供が欲しい❗)
母の沈みがちな生活を明るくするため、戦北野は心がけて前向きに生きるようにします。彼の豪快な性格、なおかつ女性に優しいところは、こんな経験から来ているんです❤️
だから、彼にとっては、女性とは守るべきもの。扶揺に出会ったことで、彼は「自分で戦う女性」に初めて会い、強烈な印象を持つのです🎵
いかがでしたか?ドラマ「扶揺」、次回は戦北野を愛する「くっつき姫」雅蘭珠を取り上げます❗さらに、「扶揺」の二次小説をついにアップしますので、どうぞご覧ください❗
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