ページ

2019年12月27日金曜日

「扶揺」二次小説 情未央(じょうびおう)6

一章 太渊篇 一日の暮れ

(画像出典https://images.app.goo.gl/6xA7jmSVnFFDTi6p8 )
冥界で石榴を勧められた女神の話が頭をよぎったが、私は人間だし、それに、現金だが、不安に浸るより、お腹を満たした方が建設的だった。
その日は、服を着せてもらい、手洗いの使い方を教わって、火口(ほくち)を使おうと奮闘して日が暮れた。何かしらしていないと、じっとしていると気が狂いそうだったのだ。だが、それで一つ分かった。ここはやはり古代だ。これほどの不便を、いくらやらせとはいえ、現代にやる馬鹿はいない。そして、もうひとつ。古代では、私は全く役立たずだ。火をつけることでさえ、これほど手間がかかる。
凝珠は付きっきりで助けてくれ、文句のひとつも言わなかった。私は逆にそれが怖かった。
「凝珠、分かったでしょう。私はもう元の宇文怜じゃないのよ。全くの他人なの。単なる足手まといよ。なのに、どうして…何も言わないの?」初日の夕方、私はとうとうたまらずにぶちまけた。秋の夕陽が空を茜色に彩り、妖しいほどの美しさ。けれど、これほどの恐ろしさで見たことはなかった。
幼い頃、夕方になると、私は決まって泣き叫んだ。光が薄れ、闇が近づく時刻。特に、母が留守の時など、帰ってくるまで泣き止まなかった。今思えば、私が本当に恐れていたのは、闇ではなく、孤独だったのだろう。闇だけなら、私は目を見開いて、黙ってにらみつけていたから。いつか、自分の大事な人が、自分の無力さのせいでいなくなるのではないかという恐怖。
そして、母は必ず帰ってきてくれた。
「大丈夫です、お嬢様。私がおりますから」凝珠がふと微笑んだ。そういえば、朝から彼女以外の人をあまり見かけないが、彼女はいったい、この体の持ち主にとって、どういう関係なのだろう。
「凝珠、あなたは私の…乳母(うば)なの?」どうやらここはバリバリの封建社会のようだが、単なる侍女にしては、彼女の態度はあまりに親身だった。
「いえ、私がお嬢様のおそばにいるのは、あなた様が十二の時からです。奥様…先の夫人が、くれぐれもお嬢様を頼むと私におっしゃいました」
奥様?その人が宇文怜の母親なのだろうか。
「夫人…あの、母はどこ?」他人の母親だが、今はこう呼ぶしかない。
「あの、夫人は…今はお屋敷にいらっしゃいません。お会いしたいですか?」なぜか、凝珠が少し慌てた。こちらを見る目が瞬いている。どういうことだろう。
「もしかして、あまり仲がよくないの?」ふと思い付いた。朝に大騒ぎをしたのに、仮にも親なら、様子を見に来るくらいするのではないか?それに凝珠のこのつっかえた様子。
「とんでもない!お嬢様は、お母上の唯一のお子さまです。どれだけお嬢様を大事にされていたか、私はよく存じております」凝珠が血相を変えた。
「そう、なの。なら、しばらく夫人…母には知らせないでいいわ。心配をお掛けするだけだもの」話の真偽はともかく、娘がいきなり記憶をなくしたと聞けば、動転するのが当然だ。第一、この長い夢が、いつ終わるかもわからないのに。
ふと気づくと、凝珠がこちらをまじまじと見つめていた。
「どうかしたの?」何かおかしなことを言っただろうか。

にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

2019年12月26日木曜日

「扶揺」二次小説 情未央(じょうびおう)5 初めての食事

一章 太渊篇 初めての食事

(画像出典https://images.app.goo.gl/cketBUnJhTC1o9eZA )
「凝珠、今はいつなの?何月何日?何時何分?」
私は内心すがり付くように尋ねた。これが現実だろうと夢だろうと、今疑問に答えてくれるのは彼女しかいないのだ。
私の不安を感じ取ったのか、凝珠は開きかけた口を一旦閉じ、私の目を見て答えた。
「今は刈り取りの月の九日、まだ朝を過ぎたところです」
そこまで言って、彼女は何か思い出したらしい。
「まだ朝餐(あさげ)をお持ちしておりません。何か、召し上がりますか?」
私はそれどころではなかった。刈り取りの月?数字で数えるのではなく?普通なら穀物の収穫は九月もしくは十月だ。昨日十月二十七日だったはずだ。
髪の毛の長さから言えば…
まさか、一年近く記憶を失ったとでも?
「凝珠、私は…昨日からこんなに髪が長いの?私は昏睡していたの?」それなら無理やり説明がつく。
次の返答はその予想を裏切った。
「いいえ、お嬢様は昨日まで…お元気でした」何か躊躇うように口ごもっている。
「嘘ね」曖昧な口調に、思わず口をついた。彼女がはっと顔を上げ、なんとも言えぬ表情を浮かべた。私はそれに息をのんだ。
口に尽くしがたい複雑な感情。悲しみ、切なさ、無力さ、それに…愛しさ。瞳に涙の影を浮かべて、彼女は首を振った。
「いいえ、お嬢様。あなたの御髪(おぐし)は、十二の時から私がおすきしていました。黒くて、綺麗な…琥珀をまとった御髪ですよ」
一瞬、言葉に籠められた愛情に胸が震えた。見も知らない人なのに、まるで…母親のように。
理屈に合わない。私は物心ついてから今まで、厳蒼玲(げんそうりん)として育った。核家族で母親に付きっきりで育てられ、この年まで現代で生きてきた。
この人が言っているのは、私ではない。
それならどうして、水鏡に映っていたのは私の顔だったのだろう。
それ以上口に出せず、私は茫然と黙りこんだ。
 
未知的世界(未知の世界)
それから二日が経った。今日が三日目の朝だ。
あの日、私が口をつぐんでから、凝珠はそっと出て行くと、食事を持って戻ってきた。お盆の中身を見ると、玄米のお粥、青菜の茹でもの、黄色い、恐らく卵で作った小菜が並んでいた。お粥からは湯気が上がり、お米の甘い香りがする。
目の前のお盆から、凝珠に眼を移した。彼女は微笑むと、まるで子供に言うように応えた。
「どんな状態でも、ご飯は食べなければ。身体も動きません」
私は、うん、と頷いた。声が出せなかったのだ。

にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

2019年12月25日水曜日

レオ.ロー、今度は主役で❗「月上重火 and the winner is love 」、もうすぐ本国放送❗

(画像出典https://images.app.goo.gl/za3RnD5TzRLcfNdz5 )
皆さんこんにちは、リンアルです。今年は、「霜花の姫 香蜜が咲かせし愛」が大ブレイクしましたね❗美しき花の姫と、彼女を愛する二人の兄弟神(きょうだいしん)。全くタイプの違う二人の神、火の神の旭鳳(きょくほう)と、夜の神である潤玉(じゅんぎょく)。二人のどちらを応援するか、目移りしたかたも多かったのでは?(ちなみに、私は潤玉派です😆あ、でも、旭鳳の正々堂々とした愛しかたも理想🎵節操がありませんね😁)
ところで、潤玉を演じたレオ.ローさんが、再び新たな時代劇、「月上重火 and the winner is love 」に出演します❗今回は主役となり、やはり「霜花の姫 香蜜が咲かせし愛」で共演した、魔族(まぞく)の王女役のチェン.ユーチーさんをヒロインに迎えて、主役カップルを演じます。
さらに、同じく「霜花の姫 香蜜が咲かせし愛」から、チェン.ユーチーさんと愛し合いながら、天界の争いに巻き込まれて短い命を終えた暮辞(ぼじ)役の俳優さんも、今回はチェン.ユーチーさんを愛する悪役で登場。天界と魔界の不幸な男同士、今度は幸せになれるのでしょうか…
(画像出典https://images.app.goo.gl/KPp5wDb3yTK31rBD9 )
では、ドラマの出だしは…
江湖(こうこ、武術などで身を立てる人々の世界)では、重火宮(じゅうかぐう)と月上谷(げつじょうこく)が二大勢力を築いていた。重火宮の若き女主人、重雪芝(じゅうせつし、チェン.ユーチー演)は、英雄を決める試合で、月上谷の主、上官透(じょうかんとう、レオ.ロー演)と知り合う。しかし、重火宮の秘宝が盗まれたせいで、重雪芝は宮を追い出され、さらに何度も殺されかける…それには、彼女の部下である穆遠(ぼくえん)も絡んでいた…

さあ、どうなるのでしょう。武侠ドラマとラブストーリーが交差するものになりそうですが。最近では、「如歌 百年の誓い」もこれに当たりますよね❤️
原作は、同名小説の「月上重火」。作者は君子以澤さんです。
レオ.ローさんも、チェン.ユーチーさんも、肩なんかすごく細身❗なのにアクションもこなす役とは、つくづく尊敬します…
日本放送は来年以降になりそうですが、期待してます❗
にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

2019年12月24日火曜日

「扶揺」二次小説 情未央(じょうびおう)14

(画像出典https://images.app.goo.gl/eb957wBqSta6fS6b6 )
その為、実家の相続は難航した。財産と呼べるものは特になかったものの、土地の権利や屋敷の所有は、他家に嫁いだ娘たちに管理が難しいことから、遠縁の男性に渡る事になった。この話し合いは長引き、漸く話がまとまりかけたのは私が十二になった春のことだった。
だが、彩花夫人は実家が他人の手に渡る事に耐えられなかった。とうとう、覚悟を固めた夫人は相続の権利を主張し、宇文府を出て実家に戻る事にした。当然、外聞を気にかける宇文氏一族はこぞって別居に反対したが、夫人が考えを変える事はなかった。
本来、夫人は娘の私を共につれてゆくつもりだった。けれど宇文怜は生まれ育った宇文府を離れるのを泣いて嫌がり、夫人も娘の先々を考えて離縁はせず、別居という形で実家に戻り、府中の十年以上彼女に仕えてきた者たちに、くれぐれも娘を頼むといいおいて去ったのだとか。それから六年、宇文怜の方から訪ねていく事は有っても、彩花夫人が宇文府に戻る事はめったになかった。
「…その時から、私は夫人にあなた様を託されてお側におりました。お嬢様はその時まだ十二になったばかりで、お母上の見送りには涙も見せませんでしたが、部屋に戻られて隠れて泣いておられたものです。けれど、その後、お嬢様は決して私共の前では…いえ、他人の前では泣かれる事をなさいませんでした」凝珠は痛ましげに、彼女の方が泣きそうに呟いた。
屋敷に残った宇文怜を、当主は勿論、琅香夫人も決して粗略には扱わなかった。けれど本当の母親がわりになるには、宇文怜は物心がつきすぎていた。元々体が弱いせいか他人の感情の機微に敏く、兄妹と仲良く遊び回るのも好きだったが、幼い頃から書物によく親しみ、どうかすると武官を目指す兄より古今に通じていると父親に誉められた程だった。
更に、早くに母親と離れたせいで、常に立場が不安定な事を自覚していた。琅香夫人は継子苛めなどは考えなかったが、実の子を優先するのが人情の常だし、宇文怜は宇文怜で妹を可愛がり、張り合おうなどとは思わなかった。その内にいつか、自分から一歩下がった位置に甘んじるようになったのだとか。
拍車をかけたのは、世間の目も大きかった。離縁したわけでなくとも、「母親に見捨てられた子」という見方はしばらく根強く、同世代の針や芸事の集まりでは心ない当てこすりを言われることも多く、よく強張った顔で帰って来ていたという。親族の集まりでさえその声は皆無ではなかった。

にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

寵妃の秘密 私の中の二人の妃 ドラマ曲不懂

  • (画像出典https://images.app.goo.gl/vvM68UKUmDmH3QdA8 )
  • 不懂
  • 作詞:周琦
  • 作曲:周琦
  • 歌手:賈添
剩下一副憔悴的面容(やつれた顔だけを残して)
為何你卻無動於衷(なのになぜあなたは何も感じないの)
是否愛我已變得太沉重(もしや 私を愛することは もうあまりに重いことになったの)
大雨將至變得灰暗天空(大雨が降りそうな 灰色に暗く変わった空)
籠罩躲不開的傷痛(避けられぬ痛みに覆い被さる)
心 終於 掏空(心は とうとう 空ろになる)

陷入一個偏執的黑洞(執着の落とし穴に陥る)
牽強編織各種理由(無理やりに様々な理由を織り上げて)
縱有太多諷刺的舉動(たとえ皮肉な言動が多かったとしても)
愛到陌生讓我變得懵懂(かけ離れたものになるまでの愛が私を混乱させる)
幸福落空流於指縫(幸福は空をつかみ 指の間から流れ去る)
夢 不過就一次放縱(夢は ただ一度の自由に過ぎない)

到底 你懂不懂 我的懵懂(いったい あなたには分からないの 私の混乱は)
都因你的沉默(全てあなたの沈黙のせいなのに)
為何 你還不懂(どうして まだ分からないの)
給我一個溫熱相擁(私に温かい抱擁をくれること)

到底 你懂不懂 我的心痛(いったい あなたには分からないの)
都因你的揮霍(全てあなたの突き放しのせいなのに)
愛不愛 我開始 不懂(愛するも愛さぬも もう分からなくなった)
愛不愛 我寧願 不懂(愛するも愛さぬも 私はいっそ 知らないでいたい)
にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

寵妃の秘密2 ドラマ曲 晩餐

(画像出典https://images.app.goo.gl/sL1UsnyjNuTYtfgL9 )
晚餐 - 金帅
词:金帅
曲:金帅

灰色的晚餐(灰色の夕食)
每个人都不说话(誰も口をきかない)
我早已经把心飞向了杯底的余香(私はとっくに心をグラス底の残り香に飛ばしている)
清晨的阳光(早朝の太陽)
每个人都不欣赏(誰も鑑賞しない)
原来是你教会我享受生活的动荡(元々あなたが私に教えた 生活の活気を楽しむこと)
可是你已经远走了他乡(けれどあなたはもう遠くに去ってしまった)
可是我转身只能留念想(私は背を向けて 残せるのは形見だけ)
好想写封信给你(あなたに手紙を書きたい)
告诉我还在原地(私はまだ元の場所にいると)
等着你的消息(あなたの知らせを待っていると)
好想传简讯给你(尋ねる知らせを伝えたい)
想听到你的声音(あなたの声を聞きたい)
可是我没勇气(けれど勇気がない)
在这冷漠的城市里(この冷たい都市で)
你是否还会给一丝温热(あなたはまた 私にひとすじの温もりをくれるの)
你的脸是否已经(あなたの顔はもしやすでに)
爬满了这个世界的不公平(この世界の不公平を這い上がってしまったの)
にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

寵妃の秘密2 ドラマ曲 双世恋人

  • (画像出典https://www.google.com/imgres?imgurl=https%3A%2F%2Fi.ytimg.com%2Fvi%2Fu0qmAVHbhbM%2Fhqdefault.jpg&imgrefurl=https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fwatch%3Fv%3Du0qmAVHbhbM&tbnid=7l73a2tVt6fExM&vet=1&docid=mRCLVyfgJ1wT-M&w=480&h=360&q=%E5%8F%8C%E4%B8%96%E5%AF%B5%E5%A6%83%20%E5%8F%8C%E4%B8%96%E6%81%8B%E4%BA%BA&hl=ja-JP&source=sh%2Fx%2Fim )
  • 双世恋人
  • 歌曲原唱
  • 填词
    周洁颖
  • 谱曲
    林华勇
我在茫茫人海之间(私は広大な人の海の中に)
你在天涯之巅(あなたは天の果ての極みに)
春寒秋梦 无人挂念(春の寒さ 秋の夢 誰も気に止めない)
晓风潜入暗夜(暁の風が闇夜に忍び込む)
桃花又开一年(今年も桃の花が咲く)
你我亦如分飞燕(あなたと私は別れた燕のように)
遥看窗外飘零大雪(窓の外のこぼれ落ちる大雪を眺める)
心间梦你千遍(心であなたを千回も夢見る)
似花似蝶 若隐若现(花や蝶のように 隠れては現れる)
相念不如不念(想わない方がましだ)
泪眼苍老容颜(涙に老いた面立ち)
丝丝缕缕难搁浅(糸のようにまとわりつき 立ち止まれない)
我们沦为双世恋人的那一天(私達が二世の恋人となったあの日)
再回不到最初的遇见(もはや戻れない 最初の出会い)
世人都知相爱自古难以成全(人は皆知る 相思相愛は昔から成就し難いもの)
偏还赌上一生的时间(それでも一生の時間を賭ける)
にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

寵妃の秘密 私の中の二人の妃 ドラマ曲   走着走着就散了

(画像出典https://www.google.com/imgres?imgurl=https%3A%2F%2Fpgw.udn.com.tw%2Fgw%2Fphoto.php%3Fu%3Dhttps%3A%2F%2Fuc.udn.com.tw%2Fphoto%2F2018%2F12%2F20%2Frealtime%2F5686131.jpg%26x%3D0%26y%3D0%26sw%3D0%26sh%3D0%26sl%3DW%26fw%3D1050&imgrefurl=https%3A%2F%2Fstars.udn.com%2Fstar%2Fstory%2F10091%2F3547483&tbnid=E_QENOaklc1lqM&vet=1&docid=T8HdyjojyRlgMM&w=1048&h=663&q=%E5%8F%8C%E4%B8%96%E5%AF%B5%E5%A6%83&hl=ja-JP&source=sh%2Fx%2Fim )

萧全作词作曲编曲,

庄心妍演唱

  • 走着走着就散了
习惯人群中找你的影子 (人混みのなかであなたの影を探すのも慣れた)
回想那些幸福的日子(あの幸せな日々を)
但其实我明白 我和从前的我(けれど実は分かっている 私と以前の私は)
已经分开很远很远(すでに遠く遠くに離れていると)
寂寞世界中的两颗心(寂しい世界の二つの心)
 寂寞城市中的每个人(寂しい都市のそれぞれの人)
我们相遇相拥 相互猜测怀疑(私達は出会い寄り添い 互いに推測し疑い)
一边微笑一边流泪(一方で微笑み 一方で涙を流す)
那些激情后的陌生 被利用的信任(あの激情の後の見慣れなさ 利用された信頼)
累觉不爱的心 任性错过的人(疲れて愛せない心 思いのままにすれ違った人)
伤痕累累才懂 认真我就输了(傷痕が積み重なってやっと分かる 本当に私は負けたのだと)
有些人走着走着就散了(ある人は進んでいけばいずれ別れる)
有些事看着看着就淡了(ある事は見ていれば淡くなる)
有多少无人能懂的不快乐(多くの誰も分からぬ苦しみがあれば)
就有多少无能为力的不舍(多くのどうしようもない心残りもある)
有些人想着想着就忘了(ある人は思い続けていれば忘れる)
有些梦做着做着就醒了(ある夢は見続けていれば醒める)
才发现从前是我太天真(やっと分かった 以前の私が純真すぎたこと)
现实又那么残忍(現実がどれほど残忍か)
にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

寵妃の秘密 私の中の二人の妃 ドラマ曲 Love love

  • (画像出典https://www.google.com/imgres?imgurl=http%3A%2F%2Fi1.hdslb.com%2Fbfs%2Farchive%2F4e9ba642131e3cb1be0f049ca29c0a3f65f668e0.jpg&imgrefurl=https%3A%2F%2Fwww.bilibili.com%2Fvideo%2Fav12989927%2F&tbnid=AIwtNjsrwkTV1M&vet=1&docid=p8fZMTG9QqIM6M&w=960&h=600&q=%E5%8F%8C%E4%B8%96%E5%AF%B5%E5%A6%83%20love%20love&hl=ja-JP&source=sh%2Fx%2Fim )
  • 《Love Love 》
  • 原唱 金润吉
  • 编曲 金润吉

庄子说爱情 是蝴蝶的秘密(庄子(書物の「荘子」著者)は言う 愛情は蝶の秘密だと)
老子说爱情 玄又玄的玄机(老子(道教の始祖)は言う 愛情は深遠な道理だと)
到底 你们谁有理(いったい 誰が正しいのか)
痴人说爱 全是谜题(馬鹿は言う 愛は全て謎だと)
孔子说爱情 距离产生问题(孔子は言う 愛情は距離が問題を生むと)
孟子说爱情 讲究天时地利(孟子は言う 愛情は天の時と地の利を重んじると)
圣人随便哄哄你(聖人は自由に君をからかう)
不必死守规矩(規則を死守する必要はない)
We can say love love love love(愛してると言えばいい)
We can say love love love love
华佗说爱情 有病就要求医(華佗(古代の名医)は言う 愛情は病で医者を呼べと)
鲁班说爱情 最重要是根基(魯班(古代の名大工)は言う 愛情で最も重要なのは基礎だと)
到底 有没有头绪(いったい 手がかりはあるのか)
各说各话 急死情侣(それぞれ違うことを言って カップルはもどかしい)
周公说爱情 梦里都是甜蜜(周公(古代の聖人)は言う 愛情なら夢の中全て甘い)
关公说爱情 一定要有勇气(関公(三国志の関羽)は言う 愛情には必ず勇気がいると)
多蠢才会当真理(馬鹿だけが真理だと思い込む)
假话都骗到你(嘘でも君を騙せるさ)
We can say love love love love

三十六计太离奇(三十六計はあまりに変わってる)
爱情也能拿来做诡计(愛情までトリックにしてしまうなんて)
不如诗经有意义(それでも詩経(中国で最初の歌集)には意味がある)
花花草草都写着我爱你(花にも草にもみんな 愛してると書いてある)
学天文 只看牛郎织女(天文学を知るなら 織姫と彦星だけを見ろ)
学地理 只看断桥大理
学星座 只看爱情运气(星座占いなら 愛情の運勢だけを見ろ)
多久遇见你
We can say love love love love
にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

楚喬伝 いばらに咲く花 ドラマ曲 当我

(画像出典https://www.google.com/imgres?imgurl=http%3A%2F%2F5b0988e595225.cdn.sohucs.com%2Fimages%2F20170712%2F7d445fb4872f4e65962790a404dc0c0d.png&imgrefurl=http%3A%2F%2Fwww.sohu.com%2Fa%2F156610133_697270&tbnid=85m2O-LphHsiMM&vet=1&docid=PLNz_aQjvABWbM&w=623&h=381&q=%E6%A5%9A%E5%96%AC%E5%82%B3%20%E5%85%83%E6%B7%B3&hl=ja-JP&source=sh%2Fx%2Fim )
当我们只剩下我
段思思作词
谭旋作曲
弦子演唱
有些话没说 有些梦没做(言っていない言葉 叶えていない夢)
而我们只剩下我(でも私達の中で 残ったのは私だけ)
用微弱烟火 换一个漩涡(微かな火花を 竜巻に換え)
你腾空 我坠落(あなたは空を飛び 私は墜落する)
不是不流泪 就不怕天黑(泣かないのではない でも夜は恐れない)
成熟 是对愿望撤退(成長とは 願望から引き下がること)
我南飞 你向北(私は南に飛び あなたは北へ向かう)
一个人困惑 一个人跳脱(一人戸惑い 一人抜け出し)
这片荒漠(この荒れ野で)
时间的飞沙 催眼泪成花(時間の砂粒が 涙を花に変えて)
会开好的(きれいに咲くだろう)
孤独与我 像久违的朋友(孤独と私は まるで久しぶりに会う友人のように)
陪我看着没有你的天空(私と共にあなたのいない空を見る)
相信一切 值得(一切は価値があると信じて)
跟回忆诀别 跟人心划界(思い出と決別し 心に境界線を引く)
不怕 再来一次考验(恐れない 再び試練が訪れても)
别问我 怎么选(聞かないで どう選ぶかと)

一个人漂泊 好过你和我(一人さ迷い 過ごしてきたあなたと私)
加倍焦灼(ますます焦る)
我们发誓过 后来背弃了(私達が誓い 後から裏切った)
谁都有错(誰にも原因はある)
接受故事 这样起承转合(出来事を受け入れる こんな起承転結を)
尽管它比我想象中刻薄(どんなにそれが想像より酷薄でも)
还是觉得 值得(やはり思う 価値があったと)
にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

寵妃の秘密2 ドラマ曲 念郎


  • (画像出典https://images.app.goo.gl/MFWXkzWVpixogw5w7 )
  • 作詞:王添賜
  • 作曲:梁凡
  • 編曲:梁凡
  • 念郎
  • 歌手:徐深
又深秋 挑燈夜晚(また晩秋 夜に灯りをかきたてる)
燕已歸 君幾時還(燕は巣に帰り 君はいつ戻ってくるのか)
這泛黃的紅字 摘是不摘(この黄ばんだ紅い字は つかんでも取れず)
是念想更讓人腸斷(形見として ますます人を悲しませる)

風聲聲 葉落窗沿(風はさらさらと 葉が窓辺に落ちる)
銅鏡裡 紅羅錦緞(鏡の中の 紅い絹錦の衣装)
這孤單的江南 (この孤独な南は)
依舊 喧囂(変わらず賑やかで)
還有深閨裡的輕嘆(彼女の部屋でのため息もそのままに)

沾一筆墨畫那春來飛鳥(一筆の墨に浸せば あの春に鳥が飛んでくる)
彈一曲箏按那根根心弦(一曲の琴の音で)
只有風帶回你的味道(ただ風が君の香りを運んでくれば)
癡信你一切安好(馬鹿みたいに 君はいっさい平安だと信じる)

美人望斷秋水暮暮朝朝(彼女の見つめる瞳を朝に暮れに思い返す)
一針一線遙寄如絲愛戀(ひと針ひとすじ遥かに寄せる糸のごとき愛)
只是淒冷(ただ寂しさだけは)
怎能讓你知道(どうして君に教えられるだろう)
錦書裡一切安好(錦の書物の中は一切が平安に)

にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

寵妃の秘密2 ドラマ曲 拜託拜託


  • (画像出典https://images.app.goo.gl/DcLAkQmzxBDjvNzL7 )
  • 作詞:張小giù
  • 作曲:劉炫豆
  • 拜託拜託
  • 歌手:梁潔
吃個糖人兒跳個舞(べっこう飴をなめてダンス)
誰知小姐姐也辛苦(お嬢様も楽じゃない)
一會兒春光裡度日盡蹉跎(あるときは春のさなかにつまずいてばかり)
一會兒混混世界裡討生活(あるときは世界に紛れ込んで生活する)

如果有機會做選擇(もしも選択の機会が有るならば)
到底哪個才更好過(いったいどちらがより過ごしやすいか)
都要經歷重重磨難不示弱(どちらも重ね重ねの苦労にも弱味を見せず)
都要遇見全能王子守護我(どちらも全能の王子さまが私を守ってくれなくちゃ)

拜託拜託(お願いお願い)
人生不惑(人生も四十になれば)
方寸遼闊()
切勿貪戀太多(けして多くを欲張るな)

拜託拜託(お願いお願い)
日月如梭(月日は飛ぶように早く過ぎ)
抓緊時間(時間を捕まえて)
只管好好快活(ただ楽しく生きるのを考えればいい)
好好快活(楽しく生きる)
にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

「麗姫と始皇帝 月下の誓い」ドラマ曲 百花残

(画像出典https://images.app.goo.gl/eHe9tFy7bFLNH8yg6 )
百花殘 (崔子格)
作曲:陳詩牧、崔子格
作詞:崔恕

不知霓裳暖(美しき衣の温もりは分からず)
只覺北風寒(北風の寒さを感じるだけ)
前事如塵迷人眼(過去は塵のように 人の目を迷わす)

四季輪流轉(四季は巡り流れ)
枯榮多變幻(栄枯盛衰も多くは幻と変わり)
笙歌唱斷百花殘(音楽は途絶え 百花は散る)

愛與恨 交織糾纏 越理越紛亂(愛と憎しみ 織り交ざりもつれ合い 構うほどに混乱する)
任憑刀光劍影 剪也剪不斷(刀剣の軌跡に任せても 断っても断ち切れない)

悲與歡 跌宕循環 結局多荒誕(悲しみと喜び 起伏しては巡り 結果はどれほどの悲劇か)
翻雲覆雨 熄滅了燦爛(世の移り変わりが 繁栄を吹き消す)

百花殘 淚斑斕(百花は散り 涙は染みとなる)
繁華宴席終須散(華やかな宴もついには終わる)
寂寞苦 青春短 人生難(寂しさの苦しみ 青春は短く 人生は生きがたい)

百花殘 空悲歎(百花は散り 空しき悲嘆)
鏡花水月盡虛幻(水に映るは儚き幻ばかり)
錦繡江山 容不下愛戀(美しき山河は 愛情を許さない)

百花殘 誰惜憐(百花は散り 誰が惜しむのか)
得失難逃奈何天(得ても失っても 運命は逃れがたい)
玉輦香車 回不去從前(帝王の車も 以前には戻れない)

にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

麗姫と始皇帝 月下の誓い ドラマ曲 註定

(画像出典https://images.app.goo.gl/edX3Y7REAeZ2DqSa8 )
歌曲:註定 (常思思)
作曲:周經緯
作詞:劉稀溪

抬頭望 天色又將晚(頭を上げて見れば 空はまた夜になろうとして)
祈許了藍色的心願(藍色の願いをかける)
竹林間 落葉光似線(竹林の間に 落ち葉の光は線に似て)
細數著時光的境遷(時間の移り変わりを数える)

卻轉不過 早已篤定的彎(それでも変えられない すでに決まっていた曲がり角)
誰還在誰心寰(誰がまだ誰の心にいるだろうか)
若心不安 不能故作喜歡(もし不安なら 好きになることはできない)
紅塵是非如煙(この世の善悪は煙のように)

是多情 你看我目光(私が多情なのか 私の目を見て)
也是我 割捨不下的一道傷(それも私の 切り捨てられない傷)
路漫長 心追逐他到遠方(道は遥かに長く 心は彼を追って遠くまで)
可誰將誰先忘(けれど 誰が誰を先に忘れるのか)

怎甘心 我竟看不穿(どうして諦められるだろう 私は結局見通せない)
空落淚 被牽絆又無法釋放(空しく涙して 引き留められても解放されない)
怎奈何 轉身註定是孤單(どうしようもない 背を向ければ定めは孤独)
便不奢求原諒(ならば許しまでは求めない)

望山河 思念情也真(山河を望めば 思いも情も真実)
年年月月痛愈深(年々 痛みはますます深く)
掩笑間 花落雨紛紛(微笑む間に 花の雨は)
不過是一個轉身(一つの別れに過ぎない)
にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

「楚喬伝 いばらに咲く花」ドラマ曲 星月

(画像出典https://images.app.goo.gl/mmedtVFGH6R3rQHPA )
星月,
谭旋作曲
刘畅、曹允作词
男:
你是星 跌入梦 栩栩今生(君は星 夢に飛び込み 今生を鮮やかに彩る)
诛心的 无情的 都相逢(断罪者も 無情な者も 皆出会う)
话易冷 心难忘 我夙夜彷徨(言葉は冷たく変わっても 心は忘れられない 私は夜ごとさ迷う)
一朝爱此生难放(この愛は今生で離せない)
女:
曾避仇沧海一粟(かつて)
用情时聊胜于无(情を持てば 無いよりはまし)
待你入心腹 山海(あなたを心に受け入れても)
却几经翻覆(幾つもの起伏)
合:
月与星 遥相对 百转千回(月と星 遥かに向かい合い 百千の移り変わり)
万般苦 尽是非 爱而无畏(万種の苦しみ 善悪を尽くした果てに 畏れ無き愛)
拼过命 叛过心 只要你懂(命を賭け 心に背いた ただあなたに分かって欲しい)
这一次 又将何去何从(この一度は いったいどこから来てどこへ行くのか)
男:
天易老 人难忘(月日は変わっても 人は忘れず)
我不再彷徨(私はもはやさ迷わない)
一朝爱此生不放(この愛は今生で手放さない)
女:
再拒于温柔的骨(再び優しい思いを拒んでも)
也难逃爱的命数(愛の運命は逃れがたい)
这一生的归属 亦如当初(この一生の帰属は また最初と同じに)

当相见 成告别 回忆向远(顔を合わせた時が 別れとなり 追憶は遠くに向かう)
路之迢 梦之遥 比目而昭(道のりの遠さ 夢の遥かさ 目で見るよりはっきりと)
一生爱 在燃烧 唤回心跳(一生の愛が 燃え上がり 動悸を呼び覚ます)
这份情 终古难销 未了(この情は 永久に消しがたく 未だに終わらず)

にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

「寵妃の秘密 私の中の二人の妃」ドラマ曲 風一様的我

  • (画像出典https://images.app.goo.gl/zcqtEsUcCmjQC4yx6 )
  • 作詞:周琦
  • 作曲:周琦
  • 風一樣的我
  • 歌手:葉炫清

  • 我聽見海的聲音很溫柔(聴こえる 海の声音がひどく優しい)
藏在回憶的懵懂變得清澈(思い出に隠された無知ははっきりと変わり)
為何所有不快樂都給了我(なぜあらゆる苦しみを私に与えるの)
一個人 吹著風(一人で 風に吹かれる)
天色 慢慢暗了(空の色は だんだん暗くなる)
回憶 開始瘋了(思い出が 狂い始める)
月光 為誰變柔和(月光は 誰のために優しく変わる)
黑夜 輾轉反側(闇夜に 何度も寝返りを打つ)
天亮 雙眼朦朧(空が明るんでも 両目は朦朧として)
身體 為誰而掏空(体は 誰のせいで空ろなのか)
風一樣的我(風のような私)
被放逐到盡頭(最果てまで追いやられる)
抓不住的夢(掴まえられない夢なら)
就任由它散落(散り行くままにしよう)
狂妄的自我(気ままな自我こそが)
原來才是你深藏的風格(元々あなたが隠していた性格)
讓我逃離你無底線的掌控(私をあなたの果てしない掌握から逃れさせて)

風一樣的我(風のような私)
拖著回憶行走(思い出を引きずって歩いて行く)
穿越了銀河(銀河を越え)
找一個新宇宙(新しい宇宙を探す)
放肆的荒漠(気ままな荒れ野こそ)
原來才是你要去的自由(元々あなたが行きたい自由)
讓我墜落讓我沉沒放你走(私を地に落とし 私を溺れさせ あなたを手放す)
にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

麗姫と始皇帝 月下の誓い ドラマ曲 情未央

(画像出典https://images.app.goo.gl/La5UmwNcjVLKArDG6 )

情未央

崔子格

夜微涼 月蒼茫 舉杯弄離殤(夜は微かに冷たく 月は遥か遠くに 杯を挙げて別れの傷をごまかす)
風吹花落 眉眼結了霜(風に花は落ち 額に霜が降りる)
夢太長 意難忘 輾轉總思量(夢はあまりに長く 思いは忘れがたく 寝返りは全て思いのため)
雨打窗櫺 敲下淚兩行(雨が窓枠を打ち 二筋の涙が音をたてる)

憶過往 如假像 空蕩蕩一場(過去を思い出せば 嘘のように 虚ろな一幕)
幾番黃粱 繞幾副愁腸(幾度もの儚い夢 )
燕成雙 鳳求凰 緣短情太長(燕は夫婦となり 皇帝は妃を求め 縁は短いのに情はいつまでも)
是誰盼望 誰歸誰身旁(誰が望んでいるのか 誰が誰のそばに戻ることを)

剪也剪不斷 越理越慌亂(断っても断ち切れない 考えるほど乱れる)
揮不去的總是離愁 繞指尖(振り払えないのは全て別れの愁い 指先にまとわりつく)
愛恨輪轉心不安(愛憎は巡り 心は休まらない)
前塵結的緣(かつて結んだ縁を)
換作今生的陪伴(今生の付き添いとして)
悠悠時光念念不放難舍難忘此情未央(悠々たる時間 手放さぬ思い 捨ても忘れもできない この情は未だに尽きず)
にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

「霜花の姫 香蜜が咲かせし愛」ドラマ曲 天地無霜

(画像出典https://images.app.goo.gl/gFUg8mXPrN6wa9qH7 )

天地無霜 

  • 作詞:喻江
  • 作曲:薩頂頂
  • 歌手:楊紫 & 鄧倫
風 輕輕吹散 (風が そっと吹き散らす)
天地分開 (天地は分かれ)
相隔萬丈(万の距離に隔たる)

那 又能怎麼樣 (それが なんだと言うのだろう)
月光連接了 (月光が引き出す)
思量(思い)

寫一封情書 (一通の恋文を書き)
以初見作為開場 (出会いを幕開けとする)
萬年一段 (万年の一段)
千年一行(千年の一行)

一千年一萬年 (千年 万年)
從此兩不相忘 (これから互いに忘れられず)
任世間如何慌張 (この世がどれほど乱れても)

我總是能記得 (私はいつまでも覚えている)
每生你的模樣 (転生するたびのあなたの姿)
天空一樣的手掌(天空のような手のひらを)

在那命運的客棧 (あの運命の宿屋で)
熙熙攘攘的過往 
深夜投宿未帶行囊(深夜に泊まり 荷物も持たず)

拿著你的畫像 (あなたの絵姿を手にして)
問人間是否見過 (人の世で聞いて回る)
像你這樣的姑娘 (もしやあなたのような娘を見ていないかと)
我在情書裏找到 (私は恋文の中で探し出した)
每生相遇的地方(転生のたびに出会った場所を)

我會在那裏等待 (私はそこで待っているから)
一起看斜陽(一緒に夕日を見よう)

我在情書裏找到 (私は恋文の中で探し出した)
每生相愛的地方(転生のたびに愛し合った場所を)

我會在那裏歌唱 (私はそこで歌っているから)

彈奏著月光(月光をつま弾いて)

一千年一萬年 (千年 万年)
從此兩不相忘 (これから互いに忘れられず)
任河流改變方向(河の流れが方向を変えるままに)

我總是能記得 (私はいつまでも覚えている)
每生你的模樣 (転生するたびのあなたの姿)
碧波一樣的目光 (碧い波のような眼差し)
在那命運的客棧 (あの運命の宿屋で)
熙熙攘攘的過往 
我最愛看你的明亮 (私が一番に愛するあなたの明るさ)
千百次輪迴旋轉 (百千回の輪廻)
墨色從不改濃淡 (墨の濃さはいつも変わらない)
和你眉目一樣(あなたの面立ちと同じに)

我在情書裏找到 (私は恋文の中で探し出した)
每生許願的地方(転生するたびに願いをかけた場所を)

種下一朵紅蓮 (一輪の紅い蓮の種を蒔き)
把時光染香 (時間を香りで染める)
一千年一萬年 (千年 万年)
從此兩不相忘 (これから互いに忘れられず)
任時光什麼景象 (時間がどんな景色となっても)
我總是能記得 (私はいつまでも覚えている)
每生重逢的時刻 (転生するたびに再会した時刻を)
你都說別來無恙 (あなたも言った お元気でしたかと)
在那命運的客棧 (あの運命の宿屋で)
熙熙攘攘的過往 
我們眺望山外青山 (私達は遥かな青い山を眺める)
伸出你我手掌 (あなたと私の手を伸ばし)
在夕陽裏印上 (夕陽の中に印す)
我們永恆的字樣(私達の永遠の字を)

眼淚落紙上(涙が紙に落ち)

模糊了落款(名前がぼやける)

天地無 霜(天地に霜は無し)
にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

「王女未央 BIOU 」ドラマ曲 白首相依

(画像出典https://images.app.goo.gl/P7UmetLeTesR5pzf8 )
《白首相依》
演唱:金池,孙伯纶
作词:浅紫
作曲:姜帆
女:一轮明月 重圆的铜镜(明るい満月 重ねた丸い銅鏡)
是痴心或幻影(映すのは愚かさか それとも幻か)
一城柳絮 不甘心宿命(都の柳の綿毛は 宿命に甘んじず)
望一对鲤鱼为彼此苏醒(つがいの鯉となり 互いのために蘇りたい)
男:想白首相依(白髪となるまで寄り添いあい)
交换心心相印(心を交わし合いたい)
可红尘 滚滚而去(だがこの世は 止めどなく流れ去る)
女:我愿意 陪你去荒野流离(私の願いは あなたと荒れ野へ流離うこと)
男:哪怕一朵昙花而已(たとえ一輪の はかない花に過ぎなくとも)
合:想爱到荼蘼 只相爱不相离(ただ愛し合って離れず)
合:执你手 愿得你 一人心(あなたの手をとり 願うはあなた 一人の心)

女:我愿意 陪你踏冰天雪地(私の願いは あなたと氷雪の大地を歩むこと)
男:我来守护你的黎明(私が君の黎明を守るから)
合:一梦一菩提 当今生遇过你(一度の夢 一つの悟り 今生であなたに出会ったからには)
合:爱过你 白首也 不分离(あなたを愛し 白髪となっても 離れない)
にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

1


にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

「扶揺」二次小説 情未央(じょうびおう)4 誰の意識か

一章 太渊篇 誰の意識か
(画像出典https://images.app.goo.gl/jUaJGnfsVeurBzXi8 )
気付いたときには、最初にいた部屋に座っていた。あまり覚えていないが、池の畔(ほとり)に座り込んでいた私の肩に誰かがそっと触れたこと、見上げた顔は逆光で見えづらかったが、壮年の男であること。彼は私がどうみても正気でないのに気付いたらしく、余計なことを一切言わずに二人の女性を呼んで私を両側から支えさせ、部屋に戻らせた。
名前も知らない、だが有能らしい彼のお陰で、気付けば肩に上着らしきものが掛けられ、手には温かい、それでも火傷する熱さでない湯飲みを持たされていた。そのせいか、私は目を開けたままの痴呆状態から意識を取り戻した。相変わらず、頭の半分は動いていない気がするが。
視線を巡らすと、さっきの女性が目に入った。小さな茶卓の傍に座った私の斜め前にひざまずき、僅かに此方を見上げている。その視線に、怒りや薄気味の悪さを探したが、見当たらなかった。彼女の眼に見てとれたのは、心配と不安だった。まるで見知らぬ人間だと言うのに、その表情に少し慰められて、私は口を開く気になった。少なくとも、敵意ではない。
「あの…立って下さい。落ち着かないの」
私が意識を戻すまで、まさかずっとひざまずいていたのだろうか。両手をきちんと前で揃えている所を見ると、礼儀作法の一環の様だったが、奇妙で居たたまれなかった。
「お嬢様…侍女にそのような口をきかれないで下さい。夫人が聞かれたら、私たちが罰を受けます」くっきりとした眉を不安げにひそめている。まじまじとその顔を見つめた。三十代前半、丸顔だが腮(えら)が張り、頬に赤みが差している。小ぶりな口と黒々とした瞳。印象として、人を騙す性格には見えなかった。
侍女?
今時、どういう人権感覚だろう。好き好んでこんな自称を使うとしたら、時代劇気取りの馬鹿か、よっぽどの権力者が自宅で封建時代ごっこをやらせているかだ。どちらにせよ、まともな話ではない。
「あなた…名前は?」
「凝珠(にんじゅ)です、お嬢様…」快活そうな顔が悲しみと恐れに歪んだ。
「お嬢様、本当に覚えてらっしゃらないのですか…夜にお休みになった時には、いつも通りのお嬢様でしたのに…私が下がってから、何かあったのですか?」
それは私が知りたい。けれど、担がれているという疑いも、この人の顔を見ていると口に出せなかった。私は世間知らずな方だが、人の本気か嘘かを分からないほど鈍くはない。問題は、この言葉が本当の場合、この夢も本当になってしまうことだ。
「あなたは凝珠、私は…宇文…?」呟いた瞬間、頭を殴られたように衝撃が走った。
穿越(タイムスリップ)?
あり得ない。
目覚めてから今までの出来事が、一気に押し寄せた。
古風な室内、開発されていない未開の平野、奇妙な衣服、芝居がかった言葉遣い。
嘘よ。これはドラマではない。現実だ。この広大な国には、今でも古装劇のロケが出来る未開発の平野など幾らでもある。私は誘拐されたのだ。
なら、この髪の毛は?いつ、こんなに伸びたの?記憶がない。覚えがないのだ。

にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

2019年12月23日月曜日

「蘭陵王妃 王と皇帝に愛された女」あなたの知らない魅力❗

(画像出典https://images.app.goo.gl/L4EhLks4DRE9rUNU7 )
こんにちは、リンアルです。今日は、2018年にリリースされた中国時代劇「蘭陵王妃」を紹介します✨最近は中国時代劇のリリース数はうなぎ登りで、選ぶのに迷いますよね。その中でも、この作品は、初心者から大の時代劇ファンまで楽しめるドラマです🎵それでは、あなたの知らない魅力を、原作とあわせてお教えします❗
まずはご存じない方に、ドラマのあらすじから…
「蘭陵王妃 王と皇帝に愛された女」とは、2016年に中国で放送された時代劇。全47話。中国の南北朝時代、天下が北周(ほくしゅう)、北斉(ほくせい)、陳(ちん)の3か国に別れていた時代。天下統一の力を秘めた三種の神器を探し出す能力を持つ一族の唯一の子孫と、彼女を同時に愛した二人の男。一人は北斉の戦いの神、もう一人はのちの北周の皇帝。権力を巡る闘争と、愛を争う思いが、美しくも悲しいストーリーを生み出す…
(画像出典https://images.app.goo.gl/nZ3GRRACuuJJunQD7 )
「あなたを守るため、私は、彼を愛する」
これは、公式サイトのキャッチコピー🍀そんな、感情は必要性でどうにかなるものじゃない❗と思ったあなた。私もそう思いました😁しかし❗愛情は変化するんですよ…それも、誰のせいでもなく…抵抗感がある方、ご覧になれば、きっと共感されます✨

それでは、ポイントを追って見ていきましょう🎵
その1、主人公は「蘭陵王」ではない⁉️
皆さん、「蘭陵王」という時代劇を知ってますか?2011年に作られ、日本でも大ヒットしたので、よくこのドラマと比較されます。しかし❗かのドラマが文字通り北斉のヒーロー「蘭陵王」をメインにしたものなのに対し、「蘭陵王妃 王と皇帝に愛された女」は、ヒロイン、元清鎖(げんせいさ)を主人公に据え、蘭陵王はメインキャラクターではあるものの、ヒロインは複雑な事情で、もう一人のヒーロー、宇文庸(うぶんよう、後の北周皇帝)とも愛し合うことに…個人的な感想ですが、このドラマ、宇文庸をかなりピックアップしていますよ。カッコいいの何の…
(画像出典https://images.app.goo.gl/j1W3ksRwCKY7Mnyn9 )
その2、「蘭陵王妃」のタイトルは誤解を生む❗
先に原作のことを少し。このドラマは、原作小説をドラマ化したもので、小説は「蘭陵皇妃」、作者は楊千紫さん。このかたは、1980年代以降に生まれた「80後」と呼ばれるネット小説の大家の一人で、中華圏で絶大な人気を誇っています。
ところで、「蘭陵王妃」と見ると、皆さん普通は、「蘭陵王」のお妃の話だと思いますよね?しかし、違うんです❗ドラマ中で、ヒロイン元清鎖は、蘭陵王の妻になったことはありません。見終えたかたは、題名との印象のずれに気づいたかも…
そして、皆さん、「蘭陵王」とは、そもそもどういう意味でしょう?「蘭陵」とは元々、中国の地名で、つまり「蘭陵」の土地を治める王、という意味です。ヒロイン、元清鎖は、幼い頃からここで育ちます。
このドラマは、小説の題名「蘭陵皇妃」が正しい内容を伝えてくれます。ヒロイン、元清鎖は、ドラマの後半に北周の皇帝、宇文庸の妃になります。つまり、「皇妃」ですね。意味として、「蘭陵」出身の「皇妃」というのが、作者の意図であり、ドラマの内容にも沿っていると思います。
(画像出典https://images.app.goo.gl/43CptkLLXSiA5RrT9 )
その3、現実に飛び火するドラマの力❗
このドラマは、とにかくビジュアルが一級❤️映画用の撮影機器で撮った映像は、絵のように鮮やかで美しい色彩を伝えますし、俳優さんたちは若手も中堅も、それぞれ役にぴったりのルックス🎵特に、蘭陵王役のアンディ.チェンさんは、2011年のドラマ「蘭陵王」で同じ役を演じたウィリアム.フォンさんより、「仮面で隠さざるを得ない美貌」にふさわしいです✨
そして、主役カップルを演じた、ヒロイン役のチャン.ハンユンさんと、宇文庸役のポン.グァンインさんは、なんと、ドラマ撮影後から交際が報道された、文字通りの「カップル」なんです🎵中国では、共演がきっかけで交際する俳優さんは多いそうですね。二人は現代ドラマでも共演していますし、チャン.ハンユンさんはもともと歌手としてデビューした方なので、ミュージックビデオ「照顧自己(自分を気づかってよ)」にもポン.グァンインさんと出ています✨興味のある方、YouTubeで「照顧自己 チャン.ハンユン(張含韵)」で調べてみて🎵歌詞が分からなくても、大人っぽくて優しい声音には癒されます✨

いかがでしたか?次回は、また新しい時代劇を取り上げたいです🎵「扶揺」の二次小説を期待されているかたも、随時更新する予定です❗


にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

2019年12月22日日曜日

「扶揺」二次小説 情未央(じょうびおう)3 驚愕と恐怖

一章 太渊篇2 驚愕と恐怖

(画像出典https://images.app.goo.gl/qeiP9YPgYSNehMH88 )
後になって、彼女の名前も性格も知るようになるのだが、この時の私はいきなり扉が開いて人が入ってきたことに本格的なパニックになっていた。第一印象の彼女は、頭の両側で髷を結い上げ、残りの長い髪を背中に垂らし、片手に木の桶を抱え、もう片手で襖(ふすま)を開いている。顔を半ば伏せている所を見ると、桶の中に水が入っているらしい。
女性が顔を上げた。私が見つめているのに驚いた様で、眼を見開いている。
「お嬢様、もう起きてらっしゃったんですか?いつもはまだ寝ておられる時間なのに」
敬語?何故年上の人に敬語で喋られるのだろう。
「お嬢様?」抑揚の無い声で、初めて口を開いた。
「お嬢様、頬が、なぜ片方だけ赤いんです?」光を背にしているせいか、私の様子がよく見えるらしい。待って。
「お嬢様?」私はそんなものになった覚えはない。今時、そんな時代錯誤の呼び方は聞いたこともない。
「どうしたんです?まだ眠たいのなら、お休みになってください。お水は置いていきますから」私を伺う様子で、寝ぼけていると思っているのが分かった。
本当にそうなのだろうか。
名前。私の名前。
「私は…蒼玲よね?」
「お嬢様?」彼女に呼ばれる度、足場が削れていく気がした。寝台からもがくように降り、眼を見張る彼女から桶をもぎ取って床に置く。水が跳ね、そのまま彼女の肩を掴んだ。
「私の名前。知ってる?名前で呼んで。私は…誰だか知ってる?」今の私は、自分が人間ということ以外、何も確かではなかった。
ようやく、彼女も私のおかしさに気付いたらしい。
「お…どうされたんです?お嬢様は宇文怜(うぶんりん)お嬢様ですよ。宇文府のご長女です」私をおどおどと見つめている。ふいにかっと怒りがこみ上げた。私より年上だと言うのに、何を怯えているのだ?
「ふざけないで!お嬢様?宇文怜?これは現実よ、だからさっさと本当の事を言って。私は家に戻らないといけないの。人を馬鹿にするのも大概にして!ここはどこ?」
「せ、泉都…泉都(せんと)に有る宇文府です」私に肩を揺すぶられて、本気で怯えた顔になっている。それでもまだ言い張るつもりらしい。泉都?宇文府?南北朝時代の皇族だとでも?
「なら、私は誰?」
「お、お…旦那様のご長女で、宇文怜(うぶんりん)様です。先の夫人と旦那様の一人娘で、お屋敷の大姐(おおひめ、嫡出の長女)。兄君と妹君がいらっしゃいます。お嬢様、しっかりなさって下さい。気分がお悪いんですか?」
それ以上聞いていられなかった。彼女を突き放し、襖に突進して押し開ける。立ち竦んだ。
私は板張りの廊下に立っていた。一歩降りた所は丈の短い草地。少し離れて、竹の繁る林が広がっている。左手に廊下が続き、別の古風な建築に通じていた。右手には草地が広がり、水気の有る風が吹き付けてくる。濃厚な土の匂い。草木は露を帯び、雨が降ってからそう時が経っていない事を示していた。
一気に情報が押し寄せる。そして、見知ったものは何一つ無かった。
只の一つも。
水。鏡。私は誰?この世界は何処に行ってしまったの?
本能的に、建物の方ではなく、風が吹く右手に走り出した。後ろで叫び声が聞こえ、廊下を反対方向に走る足音がする。
「誰か来て、お嬢様が、お嬢様が…」
足が冷たい。濡れた泥が纏わりつく。かじかんだように上手く動かない指で必死に裾をたくしあげて走った。降り注ぐ日光は、朝とも昼とも区別がつかない。
幾らも走らぬ内、ちらちらと揺れる光が眼を突き刺して、私は瞬いた。
(画像出典https://images.app.goo.gl/3ds12fvANVBUS7Yi9 )
大きな池。広さは見渡せる程で、縦横になみなみと水を湛えている。向こう岸には雑木林が広がり、彼方に水田らしきものと山々が連なっていた。雨で増水したらしく、岸辺の水草がゆらゆらと不穏に波に揺れている。人の手が入っているらしく、草は茂っていても視界は開けている。
あまりに広大で、そして、あまりに人の気配が無かった。ビルも、車も、電柱も、人家も。平野が広がっているようなのに、密集した人家が見当たらない。
時が止まったような気がした。風に草が揺れ、ちゃぷちゃぷと波が揺蕩う。
ゆっくりと、ゆっくりと片膝を折り、水辺にひざまずき、水面を覗きこんだ。
もしも、その時見えた顔が赤の他人のものだったなら、私は間違いなく気絶して池に転げこんでいただろう。
池に映っていたのは私の顔だった。だが、完全な私自身の顔ではなかった。
色味の無い顔色。呆けたように見開いた瞳。黒く信じられない量の髪が顔を縁取ってうねり、肩から前に落ちかかって、水の中に住む幽鬼に見えた。
その女がまとっているのは、着なれた寝巻きではなかった。白っぽい襟の無い打ち掛けに似たものを喉のすぐ下できっちり合わせ、片手で喉元を掴んでいる。のろのろと見下ろすと、白ではなく縹(はなだ)色だった。垂れ下がったこれは、本当に、髪の毛?
ぐいと片手で引っ張った。痛い。離れない。両手でやっても同じ。
嘘よ。一晩で髪がこんなに伸びる訳がない。この服。芝居の衣装としか思えない。けれど、これほど目が粗い布は見たことがない。ここまで再現する必要が?
昨夜から、どれ程時間が経ったの?なぜ何も覚えていないの?母は、父はどこにいるの?
私は記憶を失ったのだろうか。
それとも、世界を失ったのだろうか。
背中から、慌ただしい足音が近付いてきた。

にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村